「石井 総・小山陽子」二人展

■「石井 総・小山陽子」二人展
2025年1月25日(土)~2月2日(日)
*1月30日(木)はお休み
営業時間 11時~18時
作家在廊日 1月25日(土)、26日(日)

当方での二人展は異なる産地の組み合わせが
基本ですが、今回は珍しく備前焼の二人です。
とはいえ、直球の備前焼というよりは変化球、
ともに技巧派、備前の奥深さが感じられます。
石井総さんは3年間の修行の後に製作を開始。
球体や立方体をパズルのように組み合わせた
花器、ユニークな形の食器に定評があります。
長年にわたって多数の作家の仕事を手伝い、
とくに数多くの窯焚き経験は強みです。
近年は自身の窯焚き回数も増やしています。
石井さんは備前の土の可塑性を生かす造形
ですが、小山陽子さんは土の組成を重視。
原土の中に含まれる赤や白の土を組み合わせ
マーブル模様のまま焼成する自然練込が人気。
過去3回の個展でお馴染みの方も多いはずです。
小山さんによると、石井さんと当方の風貌が
似ているらしく、二人が揃うのを楽しみに
しているご様子。当方も心待ちにしています。
店主

いしい そう
Ishii So
1965年 秋田生まれ
1984年 横浜に移転
2001年 岡山に移転
榊原貢氏に約3年にわたり指導を受ける
その後、多数の備前焼作家の窯焚きなどを
手伝いながら自身の作陶修業を重ねる

 

こやま ようこ
Koyama Yoko
1977年 岡山県笠岡市生まれ
2000年 ノートルダム清心女子大学卒
備前陶芸センター入所
2001年 同センター修了
川端文男に師事
2004年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」入選(同08年、18年)
2019年 岡山県美術展 県展賞受賞(同22年)
2020年 日本伝統工芸中国支部展 日本伝統工芸会中国支部長賞受賞
2021年 日本伝統工芸展入選(同22年)

 

■展示風景