UTSUWAYA RYOISSEKI

■かわいい唐津？「田中孝太」展
2025年11月29日（土）～12月7日（日）
＊12月4日（木）はお休み
営業時間　11時～18時
作家在廊日（予定）　11月29日（土）、30日（日）

■作品紹介（オンラインサイト）＊準備中

何となくというか、そうかなぁと思っていましたが、
やっぱり田中孝太さんのうつわはどこか可愛らしい。
荒々しい焼き、ゴツゴツした肌など、テクスチャーは
野性味にあふれているのだけど、造形はホッとします。
そんな特徴をいかんなく発揮したのが韓国の鶏龍山で
作陶した品々。鳥や象といった動物をモチーフにした
オブジェたちを、売れるとか売れないとかに関係なく、
自由気まま、思いつくままにたくさん作ったようです。
だからなのか、そばにあるだけでちょっと癒されます。
酒器や花器、食のうつわなどの使ううつわも並びます。
ぜひ、楽しみながら、ご覧くださいませ。
店主

たなかこうた
Tanaka Kouta
1984年山口県に生まれる
2009年有田窯業大学校卒
2009年韓国・金栄吉氏に師事
2010年唐津・中川自然坊氏に師事
2012年唐津市相知町にて独立
2021年穴窯築窯

今年7月に韓国の鶏龍山にて
作陶する機会をいただきました。
いつものように作業場にいると、
展示会用の作品や注文の作品製作、
そして子育てで頭がいっぱいになります。
韓国での2週間は、それらを一旦、
頭から切り離すことができ、
思いつくまま自由に楽しく製作することが出来ました。
この純粋で、楽しく作ることを
いつの間にか忘れていたのに気づけたのが、
韓国での1番の収穫でした。
また、修行先の金栄吉先生にもお会いして、
16年前のあの時のピュアな気持ちをとても思い出しました。
唐津に帰ってきた現在は、
子育てのことで悩みが尽きない毎日ですが、
製作への奥のほうにあるエネルギーを感じつつ、
楽しく作ることを心に留めながら
やっていく気持ちでいっぱいです！
田中孝太

＊次回展示会のご案内
■備前と磁器と「斉藤理」展
2025年12月13日（土）～12月21日（日）
＊12月18日（木）はお休み
営業時間　11時～18時
作家在廊日（予定）　12月13日（土）、14日（日）

■作品紹介（オンラインサイト）＊準備中

今回は備前焼と磁器ものが中心になります。
まったく異なるようなやきものですが、
実は相性のよい組み合わせと言われます。
どちらも料理屋さんに好まれ、素材が映え、
しかも丈夫で使い勝手がよいからでしょう。
斉藤理さんは備前焼の金重有邦さんのもとで
研鑽を重ね、陶工房斿の一員でもありました。
その過程で身につけた備前焼以外の幅広い
物事が斉藤さん自身の強みになっています。
だからこその備前焼と磁器ものなのであり、
ほかの仕事も器用に淡々とこなせるのです。
また、私とは同郷、出身高校も同じでした。
そんなご縁もある間柄、ぜひご覧ください。
店主

さいとうおさむ
Saito Osamu
1972年茨城県生まれ
1998年金重有邦先生に師事
2011年同、門下３人にて
「陶工房斿」開設
2021年岡山県瀬戸内市にて独立

独立をして、環境の整わないなか、
工夫しながら遣り繰りするのが楽しいです
自分は何が好きなのか、何に惹かれるのか意識して、
改めて焼き物と向き合っています
あまり難しく考えずに、この生活のなかから生まれるモノが
ひとつの答えだろうと思っています
一見、統一感がないようにも感じますが、
今の暮らしで生まれた好きなモノです
何卒、ご高覧賜れば幸甚に存じます
斉藤理